
幹肌に縦縞模様が出る程に、古く鉢持ち込みされた、イワシデの株姿の古盆です。
若木の頃に将来の姿を想定して、太さの違う樹を根元で締めて寄植えた、この樹を作出した旧蔵者が、どれ程の雑木盆栽への慧眼を持たれていたか、頭の下がるほどです。
近年は“摘め込んだ“ 大木感をイメージしたイワシデが多くなる中、このように梢の先まで、優しさを現す樹相の作品は少なく、この姿をここからのハサミ作りを繰り返していくことで、将来、同種を代表する盆栽となる予見を感じさせてくれます。
使用されている中国中渡りの青交趾楕円も、往時高騰の頃は、この鉢だけの価値で、十数万だったもの!旧蔵者はその価値観で入手して、このイワシデの将来を描いたのでしょう。
ここから数年で、日本盆栽界が、明治期より希求した雑木盆栽の逸品が誕生します。
若木の頃に将来の姿を想定して、太さの違う樹を根元で締めて寄植えた、この樹を作出した旧蔵者が、どれ程の雑木盆栽への慧眼を持たれていたか、頭の下がるほどです。
近年は“摘め込んだ“ 大木感をイメージしたイワシデが多くなる中、このように梢の先まで、優しさを現す樹相の作品は少なく、この姿をここからのハサミ作りを繰り返していくことで、将来、同種を代表する盆栽となる予見を感じさせてくれます。
使用されている中国中渡りの青交趾楕円も、往時高騰の頃は、この鉢だけの価値で、十数万だったもの!旧蔵者はその価値観で入手して、このイワシデの将来を描いたのでしょう。
ここから数年で、日本盆栽界が、明治期より希求した雑木盆栽の逸品が誕生します。
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