
細やかな葉性が、この樹が接木作りではなく、“挿し芽“から生まれたものを物語っています。健常で驚異の成長速度をみせる瑞祥は、太幹・大物が多く、この樹のように中型作品に仕上げられたものはとても貴重です。素材の段階から、選び抜かれた素性と計画的な培養が成し得た樹と言えます。双幹体に枝を広げる樹形は既に完成の域!行山の秀作鉢が、展示会に向けての鉢合わせである事が窺えます。
Y1844
Japanese White Pine-Zuisho- [about 50 years]
鉢/行山長方
幅67cm×奥行48cm×高38cm