仄暗い薄紅紫の母岩、そのに浮かぶ十数輪の小菊の群生。薬品で花を浮かび上がらせたものや、磨き出しで美石として鑑賞したものなど、菊花石には多種多様なものがありますが、このように川擦れの石面に天然自然に浮かび出る小菊の様を呈する石は極めて稀なるものです。
石相全体が天然ウブ成りのこの石、おそらくは相当に古い江戸期の文房清玩趣味の中で、大切に伝承されてきたものでしょう。静けさを纏う姿は、紋様石であるにも関わらず深い精神性を漂わせています。視点を変えれば、大変な名石とも評価出来る逸品です!
石相全体が天然ウブ成りのこの石、おそらくは相当に古い江戸期の文房清玩趣味の中で、大切に伝承されてきたものでしょう。静けさを纏う姿は、紋様石であるにも関わらず深い精神性を漂わせています。視点を変えれば、大変な名石とも評価出来る逸品です!
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