
鋼のような石質が、まるで削ぎ落とされたような姿、中国大陸において、2000年以上前から、高貴な世界でも“貢物“として珍重されてきた霊壁石。
日本には江戸期より渡来の儒者や僧侶、商人達の文房美術品としてもたらされました。
特に明治期の煎茶美術の隆盛によって、“唐物文房美術“ のひとつとして、嗜好家垂涎のものとなりました。近年は国内に散逸する霊壁石の賓石が、大陸よりの美術蒐集家によって、その多くが“里帰り“した事で、国内に残る霊壁石の逸品は激減の一途といえます。
本石は、長く古老愛好家の座敷で愛玩の刻を重ねたもので、“立ち石姿“の多い霊壁の中、日本的美意識の捉え方で、宛ら霊山の神仙飛び交う霞世界を現出したような石相を感じるものです。精神性を尊ぶ石韻と東洋的な美。日本人の石に対する根底の感慨を得られる逸品です。
日本には江戸期より渡来の儒者や僧侶、商人達の文房美術品としてもたらされました。
特に明治期の煎茶美術の隆盛によって、“唐物文房美術“ のひとつとして、嗜好家垂涎のものとなりました。近年は国内に散逸する霊壁石の賓石が、大陸よりの美術蒐集家によって、その多くが“里帰り“した事で、国内に残る霊壁石の逸品は激減の一途といえます。
本石は、長く古老愛好家の座敷で愛玩の刻を重ねたもので、“立ち石姿“の多い霊壁の中、日本的美意識の捉え方で、宛ら霊山の神仙飛び交う霞世界を現出したような石相を感じるものです。精神性を尊ぶ石韻と東洋的な美。日本人の石に対する根底の感慨を得られる逸品です。
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