厳しい山岳の姿を描き出したこの石は、京都名産加茂川石の中でも特に貴重な、紅を孕んだ紅流し石です。真黒質の部分は巣立質となり、長い愛玩の末に生まれた“古色“は格別のものです。遠き昔、人の手によって山河より採取された後、“鏨技“によって、理想の山容が誕生したものでしょう。既に石肌は古感によって、ウブ成りの石を凌駕する程になっています。
台座も名工“龍石“による唐木材を使用した秀作です。
今後、蔵者による銘などを得る事で、水石展で一目をおかれる逸品古石となる石です。
台座も名工“龍石“による唐木材を使用した秀作です。
今後、蔵者による銘などを得る事で、水石展で一目をおかれる逸品古石となる石です。