
水石用の日本銅水盤中、屈指の名工、原田峯雲の逸品作です。他の追随を許さない絶対的な価値観を半世紀以上保つ峯雲、その為、“後作“と言われる、峯雲が間に合わぬ注文をこなす為、昭和20~30年代、自身の作品を型に取り、鋳込んで製作したものが、数多く流通しています。勿論これも鋳銅作品なので、峯雲の作品に違いありませんが、本作のように、“一番抜き“と言われる、一点物を作る時に、蝋型で作品を作り、これを一気に鋳込んで作り上げる、峯雲独自の「蝋型一点流し込み鋳銅」とは異なり、地金の味わいに微妙な差異が出ます。
ご紹介する作品は、昭和10年代に峯雲が、鈴木豊香園氏の指導注文によって制作された物です。通称「豊香園峯雲」と言えば、この底面中央に「豊香園監」の正方落款、脇に縦型の「峯雲鋳」の落款。スッキリとした薄造りの名水盤として、水石趣味家垂涎の一作と言われる名器です。古銅に似た地金の味は、当時峯雲が、滋味なる地肌を出す為に、多くの古銭を混ぜて鋳造したことによると言われています。残念ながら、戦後の“後作“にはこの地金味は出ていません。初期本人一点蠟鋳仕上げの名品をご覧下さい。
30~40年前、水石界の第二次勃興期には、100~150万の取引が当たり前、もし公開されれば瞬間に業者間での奪い合いが起きた賓作です。
ご紹介する作品は、昭和10年代に峯雲が、鈴木豊香園氏の指導注文によって制作された物です。通称「豊香園峯雲」と言えば、この底面中央に「豊香園監」の正方落款、脇に縦型の「峯雲鋳」の落款。スッキリとした薄造りの名水盤として、水石趣味家垂涎の一作と言われる名器です。古銅に似た地金の味は、当時峯雲が、滋味なる地肌を出す為に、多くの古銭を混ぜて鋳造したことによると言われています。残念ながら、戦後の“後作“にはこの地金味は出ていません。初期本人一点蠟鋳仕上げの名品をご覧下さい。
30~40年前、水石界の第二次勃興期には、100~150万の取引が当たり前、もし公開されれば瞬間に業者間での奪い合いが起きた賓作です。
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