T3978

根尾菊花石 銘「東籬の菊」

幅12cm×奥行5.8cm×高14.8cm

(箱付)

2023_08_06_0027128
紋様石の筆頭とされる菊花石は、戦前まで皇室の紋章への敬意の的とされました。
戦後の水石ブーム(昭和30~40年代)の時には、“磨き石“と呼ばれる石肌を研磨して
その石質や紋様を楽しむ世界が、爆発的な市場価値でもてはやされました。
現在菊花石においては、本来の審美深い水石趣味の天然川擦れの菊花が尊ばれています。
しかし、その存在は菊花石全体の中でも僅かなものです。
本石は、その古感から江戸期には数寄者の愛玩を得た歴史が窺えます。
痩せた軒柱を持つ高楼とも言える姿、その屋根には見事なサバ状の白菊が二輪咲いています。いつの頃に付けられたものか「東籬の菊」が箱書に付されています。
陶淵明・白居易、4世紀から9世紀、日本の文化にも多大な影響を与えた中国大詩人の
遺した漢詩からの銘と思われます。
文房賓石として、第一級の逸品。天然の至芸をご覧下さい。

SOLD OUT

ご注文の前に必ずお読みください

弊社が取り扱う商品は1点ものであり、実店舗でも展示販売しております。
商品情報は随時更新しておりますが、ご注文のご連絡を頂いてから在庫の確認をさせて頂いておりますこと、予めご了承下さいませ。

盆栽は季節によってその姿が変化し、掲載された撮影時の状態と、現時点での姿に生理上の変化が当然生じることをご理解下さい。
すべての商品が年代を経た古美術的要素が強い物が多く、経年変化による各品々の“スレ”や細かなキズは、著しい部分のみの記載とし、斯界通例の範囲でのイタミはご理解の上ご容赦下さい。

共箱が付いている商品に関しては、共箱付と表記してあります。箱付きと表記されているものは共箱ではありません。
品名・年代・留意点などにおける記載事項は、現時点における当方の理解と判断によるもので、目安として記しており、鑑定基準としては不備・不完全であって、この点において問題が生じても賠償等の責任は負いません。

盆栽の高さ表記は、「鉢込」の表記が無いものはすべて鉢上からの樹高となります。
○○

この商品への疑問点等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはお電話・Eメールにて承っております。

お問合せの際は、「商品コード: T3978」とお伝えください。

048-565-4114受付時間: 平日 9:00 - 17:00

メールでのお問合せはこちら