中国西域へ向かう崑崙山脈や天山北路に聳える“西嶽“を彷彿とさせる唐物盆石です。
削ぎ落とされるような各峰々、すでに長い年月で、光沢さえ帯びるほどとなった石肌。
文人趣味の文房清玩としての愛玩の歴史を重ねたものでしょう。
底部の切り加工はありますが、石相全体の姿は、漆黒の古感を漂わせています。
近年古都京都で開催された古美術界の展覧で斯界にもたらされた古石です。
日本の古谷石に感得される美意識は、このような渡来文物の影響による事が窺えます。
象徴的な飾り方が展覧会でも一際目を惹く席となる逸品石です。
削ぎ落とされるような各峰々、すでに長い年月で、光沢さえ帯びるほどとなった石肌。
文人趣味の文房清玩としての愛玩の歴史を重ねたものでしょう。
底部の切り加工はありますが、石相全体の姿は、漆黒の古感を漂わせています。
近年古都京都で開催された古美術界の展覧で斯界にもたらされた古石です。
日本の古谷石に感得される美意識は、このような渡来文物の影響による事が窺えます。
象徴的な飾り方が展覧会でも一際目を惹く席となる逸品石です。