京都北部、鞍馬山付近に産出される鞍馬石は、遠き昔より、庭園や燈篭などの石造美術の世界でも重宝されて来ました。水石においても、明治期からの盆栽人達の勃興で、その褐色の石肌が、茶庭や“侘び数寄“の美意識に合っていることから、人気高いものとなりました。
加茂川石や貴船石など、他の産石と同じ“川擦れ“や渓谷の景趣豊かな石相も愛されていますが、鞍馬石には、採取の状態により、球状の石塊もあり、“そげ“と呼ばれる、反りのある石層が、面白みのある姿を現出する事があります。
本石も、その“そげ“部分を捉えて、反り型の舟形を想起させる姿となっています。
勿論加工なき天然至芸が創り出した逸品石です。
旧蔵者は、京都北部、丹波地方の綾部の地で、生涯水石趣味を“文化のレベルへ“と希求された大家、横山雨洛翁です。箱書きも雨洛翁によるものです。
加茂川石や貴船石など、他の産石と同じ“川擦れ“や渓谷の景趣豊かな石相も愛されていますが、鞍馬石には、採取の状態により、球状の石塊もあり、“そげ“と呼ばれる、反りのある石層が、面白みのある姿を現出する事があります。
本石も、その“そげ“部分を捉えて、反り型の舟形を想起させる姿となっています。
勿論加工なき天然至芸が創り出した逸品石です。
旧蔵者は、京都北部、丹波地方の綾部の地で、生涯水石趣味を“文化のレベルへ“と希求された大家、横山雨洛翁です。箱書きも雨洛翁によるものです。
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