
約100~150年前、中国景徳鎮において焼成された美術盆器です。
粉彩技法による絵付は、中国清代乾隆期に最盛を迎え、清代末期まで多くの名品を世界に遺しました。花瓶・茶器などが主で、盆器の現存は少なく、当時よりの一対で保存された作品は更に稀です。細やかな磁胎の上に白釉がかけられ、そこに五彩で描かれた花紋、宮廷や高貴な邸宅での観賞用の花木の“外鉢“の役目でした。
一昨年天界に逝った、斯界長老的専業者の遺愛品を親族の方の好意でご紹介します。
粉彩技法による絵付は、中国清代乾隆期に最盛を迎え、清代末期まで多くの名品を世界に遺しました。花瓶・茶器などが主で、盆器の現存は少なく、当時よりの一対で保存された作品は更に稀です。細やかな磁胎の上に白釉がかけられ、そこに五彩で描かれた花紋、宮廷や高貴な邸宅での観賞用の花木の“外鉢“の役目でした。
一昨年天界に逝った、斯界長老的専業者の遺愛品を親族の方の好意でご紹介します。