中型烏泥の格調高い器形の美術的逸品です。中国清代中期(1700年代)の作です。
古渡名器の多くが、本来の愛玩の故郷、中国へ“里帰り“する中、国内盆栽界に残される賓作は激減の一途です。本器は長く著名盆栽愛好家の蔵したもので、多くの盆樹を受け止めて来ました。外縁などに僅かなホツ修理が施されていますが、匠技の素晴らしさで、その箇所の判別すら出来ません。肉造り、縁や下帯の力、外からは見えぬ足裏の仕上げ方、すべてに、刻を遡る清代中期の大陸の“鷹揚“とした量感が感じられます。
高騰時には百数十万の流通がされた名鉢、サイズ的にもこの器形として貴重な作品です。
古渡名器の多くが、本来の愛玩の故郷、中国へ“里帰り“する中、国内盆栽界に残される賓作は激減の一途です。本器は長く著名盆栽愛好家の蔵したもので、多くの盆樹を受け止めて来ました。外縁などに僅かなホツ修理が施されていますが、匠技の素晴らしさで、その箇所の判別すら出来ません。肉造り、縁や下帯の力、外からは見えぬ足裏の仕上げ方、すべてに、刻を遡る清代中期の大陸の“鷹揚“とした量感が感じられます。
高騰時には百数十万の流通がされた名鉢、サイズ的にもこの器形として貴重な作品です。