
天然の密なる真黒の石質は、名産加茂川石ならではのもの。
銘「朝香山」は、万葉集、巻16(詠人不知)の、“朝香山、影さえ見ゆる山の井の、浅き心をわがおもわなくに”からと思われます。水石はもとより、書、和漢の詩学に通じた散人の一面が窺えます。“水石・美の放浪者”として、没後その夥しい名石群が、市井に公開されたのは、旧高木伝統園芸文化振興財団(通称高木コレクション)における、財団設立10周年に企画された、「水府散人回顧展」での事でした。爾来、その透徹した水石に対する審美の世界は、多くの趣味家に影響を与えました。
本石は500点を超える蔵石から選出された回顧展図録所載の一石です。(同図録71頁)
鉄刀木による自作の台座、蔵札付きの手持金具桐箱、そして命名等箱書。
水府散人コレクションとして、第一級の賓石をご覧下さい。
銘「朝香山」は、万葉集、巻16(詠人不知)の、“朝香山、影さえ見ゆる山の井の、浅き心をわがおもわなくに”からと思われます。水石はもとより、書、和漢の詩学に通じた散人の一面が窺えます。“水石・美の放浪者”として、没後その夥しい名石群が、市井に公開されたのは、旧高木伝統園芸文化振興財団(通称高木コレクション)における、財団設立10周年に企画された、「水府散人回顧展」での事でした。爾来、その透徹した水石に対する審美の世界は、多くの趣味家に影響を与えました。
本石は500点を超える蔵石から選出された回顧展図録所載の一石です。(同図録71頁)
鉄刀木による自作の台座、蔵札付きの手持金具桐箱、そして命名等箱書。
水府散人コレクションとして、第一級の賓石をご覧下さい。
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