
鋳銅添景の第一人者、若原英正(平安英正)の、逸品作品です。
英正が得意とした苫屋船は、数十種類の型がありますが、本作がその本歌と言われています。唐代の詩人が船上で遊び詩作に親しむ姿、漕ぎ手の何気ない仕草や、雨風を除ける苫屋船ならではの“網竹“のような簡易な屋根姿。この緻密な鋳銅作品は、臘鋳仕上げと言って、蜜臘でその形を象り、そこに銅を流し込む、つまり一作のみの鋳造方法によって造られました。京都に生まれ、清貧の中で京都に散った英正。本作のような“本歌“から型を取って造られた“後作“も多く市場に散見しますが、英正直筆の“共箱“に納められたものは、稀少中の稀少です。銅の味わいを出す為に、敢えて古銭まで溶かして鋳込んだと言われる、天才が遺した賓作をご覧下さい。
英正が得意とした苫屋船は、数十種類の型がありますが、本作がその本歌と言われています。唐代の詩人が船上で遊び詩作に親しむ姿、漕ぎ手の何気ない仕草や、雨風を除ける苫屋船ならではの“網竹“のような簡易な屋根姿。この緻密な鋳銅作品は、臘鋳仕上げと言って、蜜臘でその形を象り、そこに銅を流し込む、つまり一作のみの鋳造方法によって造られました。京都に生まれ、清貧の中で京都に散った英正。本作のような“本歌“から型を取って造られた“後作“も多く市場に散見しますが、英正直筆の“共箱“に納められたものは、稀少中の稀少です。銅の味わいを出す為に、敢えて古銭まで溶かして鋳込んだと言われる、天才が遺した賓作をご覧下さい。
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