
水石としても価値高きと言えるほどの段石に根を下ろし、三幹仕立ての持込み見事な寒樹の相を描き出したイワシデの中型名樹です。数十年をかけた鋏造りによる小枝の細やかさ、中なれど大樹の自然を現した景色など、太幹作品が流通の的となっている今、「本物の雑木盆栽」とは、この様な作品によって伝承されるべきものと、自信を持ってご紹介します。目利き愛好家旧蔵であることが、使用されている初代陶翠の名鉢からも窺えます。底面の削げホツ・脚元の窯疵などはありますが、それでも鉢のみでも10~15万円の価値があります。
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