
200〜250年前の、中国宜興陶工の貴賓です。中型烏泥においても、外縁が“端反り“の姿での仕上げがされているものは、数少なく、肉厚の中に、スッキリとした“線“を表現した美作と言えます。奥行きも“黄金分割“に則った、“器形の美しさ“を追い求めた跡が窺えます。
使い込まれた土味から、100年を超える“実用“が為された事で、烏泥の持つ品格を増したと言えます。真柏・盆梅や、座敷飾りで神韻を呼び起こすような、味わい深い盆栽との取り合わせで、明治・大正・昭和前期、日本盆栽界が希求した“盆栽美の姿“を遺憾なく表現する手助けに、なくてはならない賓作と言えます。
保存状態も端反り鉢として、縁周りの疵もなく、美品と言えるものです。
足造りの裏面、力強い造りが、古渡全盛期の作である事の証です。
使い込まれた土味から、100年を超える“実用“が為された事で、烏泥の持つ品格を増したと言えます。真柏・盆梅や、座敷飾りで神韻を呼び起こすような、味わい深い盆栽との取り合わせで、明治・大正・昭和前期、日本盆栽界が希求した“盆栽美の姿“を遺憾なく表現する手助けに、なくてはならない賓作と言えます。
保存状態も端反り鉢として、縁周りの疵もなく、美品と言えるものです。
足造りの裏面、力強い造りが、古渡全盛期の作である事の証です。