
「幻の元鈞窯」として斯界に伝承されてきた賓器です。現代アートにも共通するような、焼成の中で「炎」が創出した釉薬窯変。宋鈞窯に代表される官窯名器に対して、更に“粗にして美”なる元代の作と思われる姿は、長い歳月を経てなお、その発色には目を奪われます。
謎を秘めた本器は、製作年代に対して今もその真実が刻の中にうずもれていますが、鈞窯の故郷、中国河南省、鈞州の古窯で製作されたことは判明しています。
深手長方の中国釉薬盆器の発祥を物語る名器として次代に受け継がれるべき宝と言えます。
謎を秘めた本器は、製作年代に対して今もその真実が刻の中にうずもれていますが、鈞窯の故郷、中国河南省、鈞州の古窯で製作されたことは判明しています。
深手長方の中国釉薬盆器の発祥を物語る名器として次代に受け継がれるべき宝と言えます。