E208

小川悠山作 紫檀菊幕透飾付蕨足天拝机卓

幅84.7cm×奥行43.2cm×高32cm

(悠山刻銘有)

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日本卓工芸において、その頂点に位置する小川悠山の名卓です。
悠山(本名:小川静吾 ・ 別号:松露齋)は、明治期から昭和初期まで、唐木工芸師として、他の追随を許さぬ技量で、多くの名品を世に残した名工です。 素材の吟味に尽くし、特に紫檀材においては、古山物と呼ばれる深山に自生している老大木を山から伐り出したものだけを制作に使用しました。
作品は座敷飾り用の調度品が多く、衝立・飾り棚・座卓そして床の間用の香炉卓・手炙り・葉盆など、当時全盛を極めた「煎茶美術」に関連するものが殆どです。 盆栽界に伝承されている名品も、本来は盆栽水石の為ではなかったと思われます。 大正11年3月、第一次世界大戦の終結を記念して、帝都上野で開催された「平和記念東京大博覧会」には、伝承名品として悠山の斯界代表作と言われる、霊芝型の螺鈿入り机卓、銘「平和卓」が出品されたことは、あまりにも有名です。
本作は、長く都内素封家に三代に亘って秘蔵されてきたもので、現在に至るまで、展覧会等での写影を遺さずに保存されたものです。
唐風の装飾性ある作品が目立つ悠山において、このようにすっきりとした実用的な気品ある端正さを示すものは数少なく、転用作が多い悠山の中で、唯一と言える斯界専用作品と言えます。天拝菊透の机卓は、悠山の弟子、白井潤山が代表作として数点を現在に伝えていますが、おそらく師のこの作品が、基となったと推測されます。
選び抜かれた紫檀材、瀟洒に見えるフォルムに隠れた悠山ならではの“力強さ“が、脚捌きなどの彫技に窺えます。
再現出来ない日本工芸の至宝。名樹・名石との邂逅で、三位一体の格調美が待ち遠しい逸品です。

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