E207

加茂川八瀬巣立岩型石・銘「老龍臥淵」

幅43cm×奥行34cm×高16.5cm

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日本の山河と言う、四季豊か水清き自然界が創造した一塊の石。日本人の自然に根ざした美意識が「山水景情の美」を楽しむ「水石趣味」を生み出しました。
本石は、おそらく明治期に京都加茂川上流の八瀬付近より採取されたものと思われます。
“盆石”と言う、大陸からの禅僧や文化人が齎した、室町期・東山文化に端を発する水石の鑑賞は、御伽衆から茶人や大名家へ広がり、維新後は盆栽趣味の勃興に寄り添って多くの趣味者を生み出しました。
旧蔵者は、常陸水府(水戸)で水石界の発展に尽くされた、故川和清吉翁。斯界巨人“水府散人”を育んだ地での後継者とされた方です。
老成された中、翁は自身の蔵石をまとめた『道・川和清吉 水石撰集』を上梓され、この石も所載されています。「揖斐川石・銘“雲龍”」と記録されていますが、石肌の巣立の様や、枯れ寂びた石質から、厳密な判断の末に、加茂川八瀬に産した「八瀬巣立石」であることが分かりました。併せて、深淵や溜りなど、雅韻響く石相に対して、禅林巨刹「大徳寺・芳春院」秋吉ご住職により「老龍臥淵」の新たな銘となりました。
100年以上前は、盆栽の“付け石”として使用されていた痕跡があり、その石質や姿から、旧三菱財閥家、岩崎家を筆頭とする“打水”が徐々に乾いてゆく“水盤石”として愛玩された事が窺えます。清吉翁の所蔵であった当時も“峯雲2尺5寸”の名水盤に合わせられていたと伝えられます。
大型水盤古石として、時代に継承すべき、“深淵なる雅韻”をご覧下さい。

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