E0198

古渡年窯外縁木瓜式樹盆(中国清朝・雍正年製)

幅24.5cm×奥行21cm×高8.2cm

(箱・台座付)

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「年窯」とは、中国清代雍正年間(1723~1735)官窯(宮廷用の陶磁器を制作した窯)の陶官であった、“年希堯“の指導の下に焼成された磁器の呼称。その多くは青磁系の名品とされ、盆栽界においては、同系の中でも、青味を帯びた作品の総称としています。
釉薬の施釉が、“紗・うすぎぬ”を纏うごとき上品な発色を見せることで知られ、この紗・うすぎぬ・とは、織物の一種で、中国唐代から宋代に流行して、日本では平安期に用いられたものです。天正年間に大陸から新たな技術が導入されて現在の絹織物へと続いていますが、近年はこれを殆ど見る機会はありません。“紗・うすぎぬがかかったような”などの表現はここから生まれました。
本作は、明治期に渡来して斯界に伝承されたもので、供された唐木の台座も、無骨な重厚さから、当時渡来した折からのものと思われます。
元来は美術陶磁器として渡来したものを、穴を開けて盆器としたもので、使い込んだ味わいから、相当の期間を盆栽と共に過ごしたことが窺えます。
張り出した外縁からの量感ある胴造り、引き締まった腰元と雲足。古渡盆器の持つ“緊張感“にも似た完成度は、本作が“官窯“の技術者達によって遺された事を伝えています。
器形・釉調・古色・“東洋の絶技“と謳われた景徳鎮窯の全盛期を物語る逸品をご覧下さい。

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